• 熱回収による熱エネルギーの利用

    • 熱回収(サーマルリサイクル)の意味はこれまで廃熱として捨てられていたものを回収して利用することで、焼却の際に発生する熱エネルギーを再利用する目的があります。
      排温水から熱を回収して再利用できる蒸気をつくることもできます。

      未利用のエネルギーを活用するシステムを構築する動きがますます盛んになっています。
      省エネにむけて熱回収とヒートポンプを組み合わせた熱交換器などがあります。

      コスト削減に役立つことから高温熱用途と冷暖房用途などに利用されています。


      ゴミ焼却場や工場から出る排ガスは中・高温熱ですが、蒸気や中・高温水もまた空調や給湯に利用されるようになりました。しかし、現在改修可能な熱エネルギーのほとんどが使われずにそのまま捨てられているのも確かです。一般に工場などでは生産工程の冷却の時に低温熱と呼ばれる40度以下の排熱は、冷媒と冷却水を通して大気中に放出されます。


      すると利用後に温度が下がる低温熱となり、そのお湯は使用することなく排水に回されてしまいます。


      こうした回収困難な「低温熱」や「中・高温熱」の熱源が中心となっている工場や工程のしくみに、対応できるモジュールの開発が話題になっています。
      冷却や加熱の両方の工程がある工場で使用することが可能です。
      今まで用いられてきたボイラーは過熱負荷専用でしたが、冷却工程の排熱を回収することでそれを加熱工程に利用できます。


      そして、工場全体の大幅な省エネ化を目指して大いに期待できます。熱回収運転をすることでエネルギー消費を抑えることが可能になると、高温熱供給の実現とともにそれを洗浄工程に利用し従来より50パーセント近くエネルギーコストを削減できます。
      このシステムを利用すると寒冷地における暖房などにも用途が広がっていきます。

      工場で出るプロセス廃熱や温泉施設では廃湯の回収もしやすくなりますから、安定した温度で地下水の熱を利用できるからです。
      未利用エネルギーには地中熱や地下水の熱もあります。これらのエネルギーは一般的に空調や外気処理用に用いられます。

      除霜制御が不要なため暖房地時の運転が安定されるメリットがあります。これまで使われてきた機器だと多数の電磁弁設置や水配管施工が複雑で、かなりコストがかかっていました。

      しかしこの施工が不要になることで工程も大幅に軽減されて、コスト削減も出来ます。

      長年埋め立てられてきたプラスチックも、実は純石油製品で石油や石炭と同じように発熱量があります。
      これを熱回収することで熱エネルギーを大量に回収することもできます。

      一方で回収する工程で二酸化炭素が排出されることもあり、地球温暖化に影響があるとも言われています。

      しかし、プラスチックは地中では分解されないのが分かっていますから、どちらを選択するのか議論の余地があります。
      いずれにせよ熱エネルギーを効率よく回収するために、今後の技術開発が待たれるところです。排熱の回収は空気を汚すことなく有効活用できるものです。











      http://allabout.co.jp/feature/sp_kadenaward2016/

      https://4meee.com/articles/view/160769

      https://m3q.jp/?page=2&tag=%E5%AE%B6%E9%9B%BB

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